大阪の体罰自殺事件の当事者である顧問が大方の予想通り懲戒免職処分となりました。本意ではないにせよ結果として預かってる生徒を死に追いやった形になりましたし、過去の経緯から見ても初犯ではなかったようですのでこの処分自体は仕方ないというか妥当な結果だと考えます。
僕は体罰を是認する気もこの顧問を擁護する気も一切ありません。どんな考えであろうと暴力、暴言を持っての指導は指導とは認めない。生徒を正しい方向に導くことが指導であって力や権力で押さえつけるやり方は指導とは言えないです。
ただ一方で教師を舐めきった生徒、保護者がいるのも残念ながら事実だと思います。いわゆるモンスターペアレントですね。こういった生徒、保護者の増長は防がないといけない。この事件、結果でその増長に拍車がかかるのではないかなぁ…って危惧は感じます。けどそれって体罰よりも始末悪いことなんですけどね。
教わる側も教える側も相手に対しての敬意を持たないといけないなぁと感じました。この顧問だけスケープゴートにされて社会から抹殺ってことになったってなんの解決にもならないです。改めて学校教育、学校とスポーツのあり方ってのを考えなおす必要があるんじゃないかなと。特に学校の名前を上げるためにスポーツを利用するやり方が今回のような事件を招いた温床だとも思うので部活動って制度を根本的に考えなおす必要は喫緊だとも思うのです。物事そんなに簡単にはいかないともわかってはいるのですが。
いずれにしてもこんな誰1人幸せにならんけったくそ悪いニュースは極力見たくないもんです。自殺した生徒の冥福を祈りつつこんなニュースが二度と起きないことを願うばかりです。
« 鈴鹿がやらないといけなかったこと。 l ホーム l ここから第一歩。 »