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ある死刑囚の記録 読了

去年の2月21日に名古屋拘置所である確定死刑囚の刑が執行されました。

この日は東京と大阪でもそれぞれ確定死刑囚の刑が執行されてその2名は社会的影響度の高い事件(土浦の通り魔連続殺人と奈良の女児誘拐殺人)の犯人であり、報道ではこの2名の名前ばかりクローズアップされて同日に執行された名古屋の確定死刑囚は所謂「ら」扱いとなりニュースからも埋没してしまいました。

この死刑囚とその周辺人物との関係、交流を記録した連載が中日新聞で昨年末から連載され、僕はこの連載に関心を持ち連日読ませていただいてました。その完結を持っての感想を書きたいと思います。

 ~二月二十一日 ある死刑囚の記録~

死刑囚の名は加納恵喜。(旧姓武藤)長野県の妙高に生まれ両親と兄弟とで過ごしていたが幼い時から虚言癖があり、嘘を嘘で塗り固める幼少時代を過ごした。中学を出て働き出すが長続きもせず、20代から食い逃げや窃盗で刑務所と社会の往復を繰り返し、30代で「最初の」殺人を犯し刑務所に15年の刑を受け服役することに。出所後も詐欺や窃盗で再び刑務所に逆戻り。再度社会に出たら今度は「強盗殺人」を犯し再逮捕。以後ついに世間の空気を吸うことはなくなりました。

勾留中にキリスト教と出会い何も出来ない中で救いを求めた。その時に罪と向き合ってたかは知る由もない。1審で無期の判決が下るが2審で逆転の死刑判決。これで運命は決まってしまい、後は「その日」を待つばかりの日々となった。

ここまで書いた文ではどうしようもない悪党としか言いようがありません。異機会での殺人×2+1つは強盗殺人では極刑判決は厳しいとも何とも思いません。しかしこの悪党にも救いの手を差し伸べる人が居てその交流がきっかけで彼は変わるきっかけを見出しました。

宗教に帰依したわけではない。彼に向き合い心を開いて正面から向き合う人間と出会った事で心境に変化が生まれ初めてようやく犯した罪に自分自身が向き合う事が出来た。支援者の生後間もない娘を自分の孫娘のように慈しみ愛せる心も持てるようになった。その娘の成長する姿をまだ見ていたいと「早く執行されて終わらせたい」から「もう少しだけ生きていたい」と思いも変わったが時既に遅し。ついに「その日」はやってきて刑場の露と消え生涯を終えたのです。

2度の殺人を犯すまではどうしようもない悪党と書いた。けど支援者との交流で人と、罪と向き合い人を思える心だけは間違いなく持てるようになったのだと思うのです。大罪を犯すまでにこのような人等と出会うことが出来たのであれば立ち直ることは出来たのではないだろうか?もちろん犯した罪の罰は受けて然るべき。現行法に置いては犯した罪の罰は死刑以外にありえないとも思ってます。けどこの死刑囚は「100%根っからの悪党」ではなかったのかな…と少し思うのです。反省も後悔も無く生に執着して延命を図る死刑囚はたくさん居ます。甘いんだろうなとは思うけど彼は罪と向き合い罰を甘んじて受けれたのではないのだろうかと思いたいのです。

この連載で強く感じたのは「出会いは人を変えれる。人との出会いが自分を形成する。」

死刑囚となったからこのような人等と出会えて変われたのかもしれない。けどそれがもっと早ければ第二の犠牲者はせめて防げたのかな…とも。根っからの悪党と思えなくなったからこう思えるようになったのかもしれないですが。

幸いにして僕は出会った人に恵まれてる方だと思ってます。たくさんの人に救われたとも思ってます。身内だけでなく友人にも。その人達のためにも。自分のためにも。せめて自分は正しく生きようと思うのです。との言葉でこの連載の感想としたいと思います。

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