1分け2敗。負け分け負けとドイツの時と同じ結果でザックジャパンの挑戦は終わりました。
特別大きな不満はないけど、これでザックは「円満満了」でしょう。
前回のベスト16敗退から結果は後退。じゃあ日本サッカーが後退してるのか問われたらNOと自信持って言える。日本サッカーは未だ進歩の歩みは止まってない。ただ同じ速度で南米も欧州も進んでるだけ。今の日本と南米、欧州の差はその差だと思ってます。だからそれ以上の進歩をしないと差は埋まらない。
J3が出来てJクラブの数は50を超えた。20年で40チームも増えた計算。J2があったから柿谷が、斉藤が、香川が輝きを取り戻したり、輝きを得た。この一点だけでもJ2が、下部リーグがあった正当性が証明できている。もっと、よりもっと国内の裾野が広がることが国内サッカーのレベル向上に繋がると確信しています。上澄みだけ掬っているだけでは意味が無い。才能を磨く場所はいくらでもあっていいんです。海外に出て行くのは別に構わない。けど4年前も8年前も行ってきたけど「海外に行ってもいい。けど必ずJに帰って来い。」と。今だと小野や稲本辺りがその代表格なのかな。そういった選手のサイクルの流れが少しずつ回りだしてきた所。まだ時間はかかるし、だからこそ見守る面白さがあるんだろうと。
朝少し呟いたけどOMFを中心に海外でも通用するタレントは出だしてます。ただ一番時間かかるであろうポジションはCBだろうなぁと。高機動、高身長、足元の正確さに高い戦術眼。どれかに特化したCBなら過去にも日本にいたんだけどオールラウンダーは残念ながら…吉田はそれの理想に近い形だけど世界には未だ程遠い。U22のJ3での挑戦も貴重な実践体験の場。この4年でどんな才能が出てくるのか。今の代表もその座を簡単に明け渡すわけもない。監督人選(続投は僕は無いと確信がある)もあるけど各々の切磋琢磨が今この時からもう始まってると思ってます。
この4年の旅は今日終わった。けどまた新しい4年間の旅が今日始まります。労いの言葉と批判と反省。どっちも必要。この4年の総括はJFAがすりゃあいい。けどJFAは「日本のサッカー」をブレずに確立してたとえそれがトレンドから外れたとしても貫いて行って欲しいのです。そしてそれが出来る監督の人選を願ってます。
4年間ありがとう。お疲れ様でした。
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