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スパイクを置いた帝王

東海社会人1部リーグ 第5節(最終節)

トヨタ蹴球団2-0東海学園FC


得点者
蹴球団 遠藤 佐藤

いきなり手前味噌で恐縮だが僕がこの東海社会人リーグの事をブログで書くようになって10年近くなる。そういった点を認めて貰えたのか、はたまたただのネタで呼ばれているかは定かじゃ無いけど「東海帝王」の2つ名で呼ばれるようになって4~5年くらいにもなる。そんな僕が唯1人そのチームにおける「帝王」と称した選手がこの東海リーグに存在した。

鈴木淳也。超の付く名門である清水商業から蹴球団に入団して14年。愛知県リーグからキャリアが始まり東海2部。そして東海1部とカテゴリーの上下移動はあったが蹴球団の中心も中心となりこの東海リーグにおいて有力MFを挙げろと言われれば必ず東海ウォッチャーから名前が挙がる存在でもあった。静岡育ちらしい高い基礎能力とFWとしても高い得点能力を持つ。チームの状況に応じてボランチからFW。果てはCBまで勤めるマルチロールであったが今朝彼からのメッセで「今日で引退します。」って旨の連絡があった。昨年のスクール立ち上げもあって恐らく今年一杯だろうとは思ってはいたが律儀にわざわざ連絡をくれた事に感謝。蹴球団が生き残る=セカンドが降格の窮地に立つってジレンマはあったけどそんな蹴球団の帝王のラストゲームを飾れない結果は望めない。望まない。複雑な想いは僕の中に存在していた。

岐阜セカンド 勝ち点10 -18
トヨタ蹴球団 勝ち点9 -9

これがこの試合が始まる前の順位状況。セカンドは先週既に全試合消化しているので蹴球団は勝ち点1さえ積めば得失点差でセカンドを上回る。したがって「引き分け以上。負けなければOK。」って状況ではあるがこの対戦、前回は東海学園が圧勝(3-1)している。地力はほぼ五分。残留&(鈴木の)引退試合ってモチベーションの分若干だけど蹴球団有利って予想だった。



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予想は当たり序盤から普段エンジンのかかりが遅い蹴球団が積極的に遠藤を中心に押し上げていって東海学園に迫る。東海学園も我慢して守りカウンター…と思ったが東海学園もどちらかと言えば今日は遅攻が中心。ただその遅攻が結構に運べてしまい蹴球団もピンチに晒されるシーンは多く、試合は10月にしてクーリングブレイクを挟むような厳しいコンディションの中、一進一退の状況だった。序盤の攻勢以降は負けなければいいって蹴球団は遠藤以外は重心が後ろに傾きだし得点以上に失点をしないことを優先する試合運びに。前半はスコアレスかな…と思われたが、東海学園のDFが後ろでのボール処理をもたついてしまい、その刹那、遠藤がそのボールを奪って単騎で切り込んでゲット。これで蹴球団が先制って形で折り返し。

この先制点がこの試合の潮目だったと言っていいと思う。時間帯も相手のミスでのプレゼントに近いゴールって意味でも東海学園のダメージは相当な物があったはず。これで蹴球団は2失点しなければOKと気持ちの部分での余裕も出来た。俄然残留争いって意味で蹴球団が有利にはなったと思ったがその矢先に東海学園のHTでの交代に「!?」となった。

「1」の文字が4thオフィシャルから燦然と。GK!?大澤!?怪我してる訳でもなく何で!?だったがこれは僕の推測だが交代選手も4年だったって事を考えると有終の出場だったって線が一番強いと思われる。僕はこの時点で蹴球団の残留を確信した。東海学園はこの試合を何が何でも勝つって意識はそこまでは持ってないって確信したからだ。後半も前半と同じような試合展開だったが佐藤の追加点で蹴球団が2-0とした時点で勝負は付いていました。鈴木淳也の有終の美のゴールって漫画みたいな事は起きなかったけど蹴球団の残留って置き土産を残して彼の東海リーグラストゲームは完封勝利って最高の形で終わりました。

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冒頭に書いた彼からのメッセージの返答として僕は「これで終わりなのなら残して終わろう。そして子供達に何かを伝えれるプレーを見せてくれることを期待します。」と返した。あまり触れることでもないと思い触れなかったが蹴球団の中京大で行われる試合には彼の立ち上げたスクールの子供達がいつからか来るようになっていた。そして試合後は子供達が人工芝の上でボールを蹴ってるシーンってのが蹴球団の試合後の風景として定着してきていた。剣道の言葉で「見取り稽古」って言葉がある。文字通り「見て学ぶ」って意味だ。どうしても子供達の自分達の練習時間って物に時間を割きがちになるしそれが間違ってるとも言わない。しかし普段自分達にサッカーを教えてくれる大人のプレーを見るって事はプレーの意味。理由。イメージを学ぶって意味では100の言葉より効果がある。そして彼のスクールの教え子達は試合をちゃんと集中してみている。飽きて遊んだりする子は皆無だ。この点だけでもきちんとやってるって証拠になる。そして僕が彼に送った「何かを伝えられるプレー」を彼の中で出来たかは分からない。それが子供達に伝わっているかはもっとわかんない。けど試合後に子供達が各々書いてた手紙を彼に渡していたシーンは見逃さなかった。もちろんその中身を知る由も無いが彼が正しく道を子供達に示していたのであればその中身はきっと僕の期待に添う物であったろうと思ってる。この時期に僕が必ず一度は口にする言葉がある。「引退と宣言して、周りに祝福して貰いながらキャリアを終えれる選手は本当に極一部だ。そしてそれが叶った選手はそれだけでも幸せで有り、正しい道を歩んで来た選手だったって言い切れる。」と。このカテゴリーにおいてここまで引退を周りに祝福されて送り出される選手ってのは僕は記憶に無い。そういったシーンを過去に見ていないわけでは無いにせよここまでの人数に送り出されたのは本当に記憶に無い。それは彼がプレーだけで無く普段の日々も周りから尊敬される物だったからなんだろう。そう思うに十分たる試合後の光景でした。14年間お疲れ様。君の残して来た道を教え子達がさらに繋いでくれる日を僕は心待ちにすることにします。それが「東海を伝える者」としての在り方じゃないか…と思ってます。

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