東海社会人1部リーグ 第9節
マルヤス工業3-2藤枝市役所
得点者
マルヤス 日下 築館 平野
市役所 林内 杉山和(PK)
昨日の刈谷勝利で矢崎の勝ち点は8のまま。2試合未消化とはいえ未だ3のマルヤスとしてはここを勝ってなんとか矢崎に追いつき追い越したい。そのためにはMYFCには大きく離されてはいるが最小失点で2位につける市役所相手とは言え勝ち点3をもぎ取らないといけない。試合前の円陣から非常に士気の高さは伺えたのだが・・・
マルヤス
GK木下
DF成瀬 大下 山村 若山
MF日下 松下 栗田 杉山
FW築館 大月
市役所
GK高橋
DF鈴木大 松井 久保野 松浦
MF井上 塚田 海野 水野
FW林内 杉山和
始まる前の士気の高さとは裏腹にどうもマルヤスの動きが鈍い。ずーっと山村が必死になって修正を図るのだが市役所のパスに翻弄され続ける。昨日同様に開始10分もしないうちに左サイドを崩されてエリア内で待っていた林内が反転シュートであっさりと先制。いきなりのビハインドを負う。ただでさえ流れが悪い上にビハインド。しかも相手は堅守市役所。いきなりずどーんとさせられてしまった・・・
これで目が覚めるかと思ったが相変わらず重たいマルヤス。攻撃の形が全然出来ない。ポストの築館にボールが入らないし日下のプレースキックも惜しい形こそあれど得点ならず。このまま0-1かと思いきや市役所のカウンターをセルフジャッジで足を止めてしまって一度は凌ぐが二次攻撃で日下が相手を倒してPK献上。これを杉山和に決められて前半は0-2で終了。マルヤス視線で見れば開始早々と終了間際と言う最悪の時間帯での失点が2つ・・・これはキツイ。なんとか修正しないともう一発カウンター食って終わりそうな気配だった。
HT終えてのマルヤスイレブンの士気はまったく落ちてはなかった。これならまだ望みはあるかも・・・そのためには早い時間で取り返す必要あるけどと考えながら後半突入。けどそんな簡単に流れが変わるわけもなくしばらくは市役所ペース。
それでも65分を過ぎたところで市役所の運動量が落ちだしマルヤスペースに。ここで日下がPK献上の禊弾をボレーで決めてリーグ戦移籍後初ゴール。ここからはマルヤスが試合を完全に支配。けど決定機を一度は築館が外してしまって流れは止まる思ったらサイドから今度は築館が豪快なボレーで叩き込んで同点に。さっきの簡単な1対1を外してより難しいボレーを決めるってのも変な話なんだが・・・
こうなると完全にマルヤスのペース。前半のうちに負傷で1枚切っていた市役所は交代も後手を踏んでしまう。平野、長谷川とどんどんフレッシュな選手を送り込んでATに入ってから平野のミートしたとは言えないながらも枠を捉えたシュートが市役所ゴールを破ってついに逆転。ついにマルヤスが試合を引っくり返してしまう。この後市役所が最後の力を振り絞って攻めるがマルヤスが耐えてタイムアップ。マルヤスが残留に向けて大きな大きな勝ち点3をゲットした。
とは言ったものの矢崎とはまだ勝ち点2のビハインドがある。というかそもそもマルヤスは降格圏をウロウロするようなチーム力ではない。本来なら上位争いに入ってないといけないチームのはずだ。それもこれも開幕連敗で完全に立ち遅れてしまったのが全てなんだが・・・短期勝負は一度躓くと挽回難しいからなぁ。試合後に監督と少しだけ話したがあくまで強気だった。この先に自信をつけれた内容だったんじゃないかな。とは言ってもこの先も勝ち続けないことには話は始まらない。マルヤス贔屓の僕としてはまだまだやれるはずだと声を大にして言いたいのだが・・・そのきっかけに今日はなったと信じたい。
あー、ちなみにタイトルだが僕はこれで今年3回目の2-0からの逆転目撃者となったって意味です。そうはないぞ。2-0逆転なんて。
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